それは、あなたの都合でしょ。

 

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スケジュールが調整できなくてどうしても打ち合わせの時間とか作れない時

『それはお前の都合だろ』とか言われることあるんだけど。

(っていうか、私のスケジュールと合わないのはお前の都合だろって思うけどね)

今回はそんなお話じゃなくて。

 

番組を構成するときのお話です。

 

私は仕事柄、若いディレクターちゃんたちと接することも多くて。

みんなヤル気や熱意はあるんだけど、それは『自分本位』なヤル気だったり熱意だったりして。

テレビの前の人を置いてけぼりにしている構成を作ってしまうことがある。

この間もそんな状況になって。

『これは君の都合でVTRの構成を作りすぎてるよ。』

『初見で見るテレビの前の人が理解できると思う?』

って言ったら『でも…』とか『だって…』とかグズグズ言っていましたが、最終的に

『君の都合で作った君のオナニーみたいなVYRを見ても誰にも伝わらないよ』

と話したらわかってくれました。(ここまで言わなきゃわからないってのは辛いけど。)

 

私たちはついつい目の前のモノに夢中になりすぎて、忘れがちなんだけども

本来、私たちが作っているのは『テレビの前の人に伝える』ため。

だからこそ、制作者の都合で制作者の言い訳で番組を作っちゃいけないと私は思ってる。

これは若い頃から様々な先輩たちに言われてきたことで

意識しないとすぐに抜け落ちて自分の都合で構成を作ろうとするけれど。

(だってその方が気持ちがいいし、楽だからね)

それは商売として成立してないよね。

私たちは『マス』を相手に仕事をしているんだから。

受け手のことを考えずに、自分のセンスだけで、自分の都合だけでモノを創っていいのは

本当に選ばれたほんの一握りの人だけだと思う。

それは、理屈とか関係なく圧倒的なオーラで多くの人を魅了できるパワーがある人。

テレビの現場に限らずね。料理でも自動車でも建築でも。

 

とはいえ、やっぱり一人で台本を書いていると自分本位な台本になりがちで。

だからこそチームで作っているのね。

な~んてことを思いながら、指紋が消えるほど台本書いてます。

結局12月もうっすら地獄monthなんでげす。うへへ。

 

気の迷いから、突如食べたくなったカップヌードル。

でも半分も食べられなった。歳か??

 

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