時間が経てば、経つほどに。

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父のことをとても、とても思い出します。

父を亡くした直後、多くの方にそういう風に言われていたのですが

全く実感してなくて。

今思うと、やっぱりあの時は興奮状態だったんだろうな〜って思う。

この間、テレビを見ていて『癌を克服した人SP』みたいなのをやっていて。

再現VTRで手術室に入って行くシーンがあって。

父が手術を受けた日、母や私たちとハイタッチを交わした後

ふらりと手術室に歩いて行ったことを急に思い出して。

というかフラッシュバックしてきて。

あぁ、そうか。あの時がお父さんの声をきいた最後だったな、なんて思って。

胸が締め付けられました。

 

なんだろう。

本当に、自分でもこんな風に父の死を抱えるとは思わなかった。

今から1年前には家で生活して、歩けたし、母とケンカもしていたし。

そんな父がもうこの世にいないということが、本当に信じられなし、

信じられないも何もそれが現実なんだから受け入れなくちゃいけないんだけど。

命が消えてしまうことの意味の大きさに、今さらながら打ちのめされる。

だからこそ。

私はしっかり自分の人生を生きなければ。

 

そして。

本当におこがましいかもしれませんが。

まだお父さんやお母さんが生きてらっしゃる方は、本当に顔を見せるだけでも

ゴハンを食べるだけでもいいんです。親孝行をしてください。

というか。親孝行なんてしなくてもいいです。

時間を共有してください。

それは、生きている間にしかできないことですから。

 

写真は去年の3月。

両親と一緒に白子の河津桜を見に行った時のもの。

父の最後のお花見でした。

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