血の気がひいた。

 

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11月27日。朝の生放送の本番中、母からの電話。

こんな時間に母から電話があること自体、異常である。

電話にでる。

父の容態が急変して、危篤状態だという。

…え!?

アタマが真っ白になった。

自分のネタのオンエアまであと10分。

というか、この日は2ネタ担当したからまだプレビューが終わってないネタがもう一つある。

…え???

私、どうしたらいいんだろう…。

私の様子に気づいたプロデューサーさんが『どした?』と声をかけてくれて。

『なんか、父が危篤みたいで…』とボンヤリ言ったら

『いいから、とにかくすぐに行きなさい!プレビューなんて、いいから!!!』

と、父の元に行かせてくれました。

 

いやしかし。

汐留にあるテレビ局から千葉の父の病院まで、遠い。遠い。遠い。

実は発作が起きたら1時間ももたないだろうということはお医者さんに言われていたので

私は半ば、諦めていました。

たまたま自宅に帰っていたという母が間に合えば、それでいい…と。

母が一秒でも早く父の元につきますように、間に合いますようにとそればっかり祈ってました。

 

とにかく走って、走って、走って病室についたら。

なんとか一命をとりとめた父。

本当に、底力がすごい(笑)。

しばらくたったら落ち着いて、水も飲めるようになったし筆談もできるようになったし。

ビックリしたなぁ、もう。

兄は幕張の会社から、妹と母は実家から来て。

家族の中で私が最後に到着したのですが、母が着いた時にはもう手足も真っ青で

血圧は測定不能で、本当にダメなんじゃないかと思ったといいます。

でも、お父さんは帰ってきた。

 

危篤と聞いてとにかく走って駆けつけた家族。

この日は珍しく家族5人がそろって、なんだか温かくて懐かしい時間でした。

これももしかしたら、父がくれた私たちへのGiftなのかも。

父もとても嬉しそうでした。

午後になると、なんだか朝方の騒ぎがウソのように穏やかな状態になって、

普段はベッドから降りることなんて絶対にないのに(というか体力的に無理なのに)

私と兄が2人でお留守番している時に、ソファーに座りたいといいだして。

ソファーに座った記念に3人で記念撮影。

母がちょうど一回自宅に帰っていた時だったのですが、看護師さんが心配して

『ベッドに戻りましょうか?』と様子を見にきてくれても頑なに拒否(苦笑)。

どうやら母に、ソファーに座っている姿を見せたかったようで。

母がも戻ってきたら速攻で、ベッドに寝ていました。

 

ここからはとても穏やかに過ごしていたので、素人の私たちは安心しちゃったんだけど

お医者さんからは、厳しい現実をつきつけられ…母は毎日、病院に泊まり込みです。

母の体も心配。もちろん、父も。

というか、これを書いているのが実は11月29日。

これをUPする12月には、どんな状況になっているのか…怖い。

 

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