いや〜〜〜〜〜〜〜〜、この映画、私めっちゃ好きです!!!!
と、一行目から興奮するぐらいツボりました。
まぁ、私が青春ノイローゼだからというのもあるのでしょうが
これはもう、心が渇いた大人たちに観てほしい作品です。
ストーリーはというと…
小説家を志望する16歳の少年チャーリーは、高校入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられてしまう。
誰からも話しかけられず、「壁の花(Wallflower)」のようにひっそりと息を潜めて
毎日をやり過ごすことに注力していたチャーリーだったが、
陽気なパトリックとその妹で美しく奔放なサムに出会い、生活が一変。
初めて友情や恋を知るが、過去のある事件をきっかけに、3人の青春の日々は思わぬ方向へ転がり始める。
というもの。
どこの国にもあるのね、スクールカースト…、でもこれが現実だし、これが青春だし。
チャーリーの抱える闇とか苦しさとか、それから開放された瞬間の嬉しそうな顔とか
もうね、ワンシーンワンシーンがどれもこれも美しくて複雑でそして、ほろ苦い。
チャーリーがただの『壁の花』なんじゃなくて、複雑な過去を抱えていて、
陽気で奔放に見えるパトリックとサムにも同様にそれぞれの事情を抱えている。
それはもう、青春特有のというよりはそれぞれのアイデンティティに関わる事情で。
だからこそ、この多感な時期にそれぞれの事情が複雑に絡み合って
一緒に苦しんで開放されて、そのほとばしるパワーがまぶしくて素晴らしい。
それぞれの事情については、ネタバレになるので・・・気になる人はぜひ観てちょ!!
でもって。なによりもキャスティングがすばらしい!!
奔放な美少女・サム役には『ハリー・ポッター』のエマ・ワトソンちゃん。
超かわいい!美しく成長したことを神に感謝です。
そして、陽気なパトリックには『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラー!!!
『少年は…』の時は謎めいた陰のある少年役だったけど、今回ははっちゃけてます。
でもって、やっぱり美しい…日本でいうところの綾野剛的なカッコ良さですね。
なんかね。
青春時代特有の苦しさとか悩みとか閉じ込められたエネルギーとか
そのエネルギーが発散される瞬間とか。
ティーエイジャーだけが感じられる友情の重さ(いい意味でも辛い意味でも)や恋の意味。
大人になった今だからこそ、色んなことを感じられると思います。
とにかくもう、全てが愛おしい映画です。
映画『ウォールフラワー』は11月22日(金)公開です。
大好きな友だちに、会いたくなります。
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