この秋、話題の映画『スティーブ・ジョブズ』を一足お先に観てきました。
これは言わずと知れたAppleの創始者スティーブ・ジョブスの半生を描いた映画です。
って、別に私…Apple信者でもなんでもないからなのか…すみません…全然、刺さりませんでした。
っていうかね、なんか上澄みだけをうす〜くすくっている感じの映画にしか思えなくて。
もちろんジョブスの人生っていうのは壮絶で、ドラマチックだったんだろうけど。
私、ジョブズの死後にバカヒットした伝記?彼の本?みたいなのも読んでないから
まず、登場人物が把握できない。(私がバカなだけ?)
ジョブズが気難しくてまっすぐな人ってことはわかったんだけど、
いつの間にか元カノが子ども生んで、数年後には別の女の人と結婚してて・・・
あれ?元カノの子どもの引き取ったの?みないな。混乱だらけ。
なんか『ソーシャル・ネットワーク』みたいにもっと焦点を限定して描けばよかったのに。
でもって、肝心のiPhone開発のところまではいかず…。
過去のガジェットもほとんど出てこず…見たかったのに!!!
そして、主演のアシュトン・カッチャーさんの憑依ぶりが話題になっていましたが
頑張って憑依していた晩年のジョブズについては尺が短い!!!…で、あっけなく終了。
あらら…。
まぁでも。
ジョブズの情熱とか名言はそこかしこにちりばめてあるので。
Apple信者ではなくても、ちょっとクヨクヨしたりしていたら観るといいかも。
私はあんな偏屈な上司、面倒くさいなぁ(笑)。でも、だからこそ一緒に仕事してみたい気もする。
この映画を見た限りの感想ですが。
ジョブズは、エンジニアでも経営者でも営業マンでもなくて。
ただ一人の哲学者だったのだなと思いました。
純粋に自分の信じた『哲学』を、信念をもって遂行し、しかも成功した勝ち組哲学者。
だから、彼の仕事や思想はマスに対して共感を得やすいんだろうな、なんて思ったり。
私も。
クリエイターである前に、哲学者であるべきだという大切なことを思い出せました。
映画『スティーブ・ジョブズ』は11月1日公開です。
Apple信者の恋人や友だちとは一緒に行かない方がいいかもね〜。
その後の感想トークが長そうだもん(笑)。
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